はじめに|面接が不安な方へ
転職活動の中で、最も不安に感じるのが「面接」という方は多いのではないでしょうか。
「何を聞かれるのか分からない」
「うまく答えられる気がしない」
「転職回数が多いと不利なのではないか…」
私自身、20代で3回の転職を経験しましたが、面接は何度やっても慣れるものではありませんでした。
ただ、その中で感じたのは、
面接は“正解を答える場”ではなく、“自分の考えを整理して伝える場”だということです。
この記事では、私の実体験をもとに、
・面接で実際に聞かれたこと
・回答するうえで意識したこと
・転職回数がある場合の考え方
を整理します。
※私は面接のプロではなく、あくまで実体験ベースの内容になりますが、少しでも参考になれば幸いです。
面接で見られているポイント
まず前提として、企業が見ているのは大きくこのあたりだと感じています。
・なぜ転職するのか
・キャリアに一貫性があるか
・長く働いてくれそうか
加えて、実際の面接ではより具体的に、
・自社の求めているスキルとマッチしているか
・年齢に応じて、即戦力として活躍できるか/将来性があるか
・チームで働くうえで問題のないコミュニケーションが取れるか
といった点も見られていると感じました。
例えば20代前半であればポテンシャルが重視されることもありますが、
20代後半以降になると「これまで何をやってきたのか」「どんな成果を出してきたのか」といった即戦力としての要素も強く見られる印象です。
つまり面接では、
「この人は自社で長く活躍し、チームとして成果を出していけるか」といった点を総合的に見られていると考えると分かりやすいと思います。
実際に聞かれた質問と考え方
転職理由
転職を考えるきっかけは、多くの場合ネガティブなものです。
・人間関係
・業務内容
・労働環境
ですが、それをそのまま伝えると、印象は良くありません。
大事なのは、
不満を「今後どうしたいか」という前向きな言葉に変換することです。
例えば、
×「残業が多くてつらかった」
○「より生産性を重視した環境で働きたい」
このように、不満をそのまま伝えるのではなく、
「これからどうしたいのか」という意思に変換できるかどうかが重要だと感じました。
さらに重要なのが、
その内容が応募先の企業で実現できるかどうかです。
実際の面接では、
「それはなぜ当社でなければならないのか?」という点も見られています。
このとき、同業他社と比較して説明するよりも、
現職では実現できないことが、なぜその企業であれば実現できるのかという形で伝える方が、より納得感のある回答になります。
そのため、
・なぜ転職したいのか
・なぜその企業なのか(現職との違いも含めて)
この2つを一貫して説明できるかどうかが、非常に重要だと感じました。
キャリアの一貫性
特に転職経験がある場合は、この「一貫性」を必ず見られます。
・なぜ前回転職したのか
・なぜ今回も転職するのか
この2つに加えて、
・これまでどのような業務を担当してきたのか
・その中でどのような成果を出してきたのか
といった点も深く掘り下げられます。
特に20代後半以降になると、
単なる経験だけでなく「実際に何を成し遂げてきたのか」がより重視される印象でした。
そのため、
過去の経験・実績と転職理由が一貫したストーリーとして繋がるように説明することが重要です。
例えば、
・スキルアップのために環境を変えてきた
・より責任のあるポジションに挑戦してきた
といったように、自分の中での軸が通っていれば、納得感のある説明になります。
また、すべてを正直に話す必要はありません。
大切なのは、自分の本音をそのまま伝えることではなく、
これまでの選択に意味を持たせて、相手に伝わる形に整理することだと感じました。
将来どうなりたいか
この質問は、意外と多くの人が答えに詰まります。
実際にエージェントの方からも、
「将来どうなりたいか」を説明できる人は多くないと聞きました。
そのため、この問いに対して自分の考えを持っているだけでも、強みになると感じています。
ただし、立派なビジョンを用意する必要はありません。
重要なのは、
・今までの経験の延長線にあるか
・その会社で実現できそうか
という点です。
さらに面接では、
・入社後にどのような業務に携わりたいか
・どのように貢献していきたいか
といった形で、「将来どうなりたいか」をより具体的に聞かれることも多くあります。
このときも、
これまでの経験 → 今後やりたいこと → その会社でどう実現するか
が繋がっていることが重要です。
無理に大きなことを言うよりも、
「今やっていることをどう伸ばしていきたいのか」を素直に話す方が、現実的で納得感のある回答になると感じました。
また、この問いに対する答えは、最初から明確である必要はありません。
実際に私自身も、面接を重ねる中で徐々に考えが整理されていきました。
転職回数がある場合に聞かれること
転職回数が多い場合は、ほぼ確実に深掘りされます。
- なぜ短期間で転職したのか
- また辞める可能性はないのか
ここで重要なのは、
「一貫したストーリー」を作ることです。
私の場合も、3回目の転職ではかなり深く聞かれましたが、
過去の選択と現在の考えを一本の流れで説明することで、納得していただけるケースも多くありました。
面接を通して感じたこと
実際に何度も面接を受ける中で、考えが変わっていった部分もあります。
最初から完璧に軸やキャリアプランが決まっている必要はありません。
むしろ、
面接を通して、自分の考えが整理されていく感覚がありました。
情報が溢れている中で、私自身も一時期は、
・周囲から「有名企業で働いている」と思われたい
・周囲と比べて高い年収で働きたい
といった“他人軸”で転職先を考えてしまっていたことがありました。
ですが、面接対策として自分の考えを整理し、実際の面接で質問に答えていく中で、
「それは本当に自分がやりたいことなのか?」と立ち止まる機会が増えていきました。
その結果、
・自分はどんな業務にやりがいを感じるのか
・どんな環境であれば無理なく続けられるのか
・どんなスキルを伸ばしていきたいのか
といった“自分軸”が少しずつ見えてきました。
振り返ってみると、面接は企業に評価される場であると同時に、
自分の考えや価値観を整理し、自分軸を見つけていくプロセスでもあったと感じています。
面接が不安な方へ|模擬面接の活用
面面接に不安がある方は、転職エージェントの模擬面接を活用するのもおすすめです。
私自身も実際に利用しましたが、
自分では気づきにくい改善点を指摘してもらえるため、非常に有効だと感じました。
例えば、
・話が長くなりすぎている
・結論が分かりにくい
・転職理由がネガティブに聞こえてしまっている
といった点は、自分ではなかなか気づけません。
第三者の視点でフィードバックをもらうことで、
「どう伝えれば相手に伝わるのか」を客観的に見直すことができます。
また、エージェントは企業ごとの傾向を把握しているため、
・どのような質問がされやすいか
・どのような回答が評価されやすいか
といった点についても具体的にアドバイスをもらえることがあります。
特に、
・面接に慣れていない方
・転職回数が多く、説明に不安がある方
・自分の話し方に自信がない方
にとっては、一度受けてみる価値は大きいと思います。
もちろん、エージェントによって質に差があるのも事実ですが、
無料で受けられるケースがほとんどなので、「まず一度試してみる」くらいの気持ちで活用してみるのがおすすめです。
内定後に意識したこと(補足)
少し先の話になりますが、面接とあわせて大事なのが「意思決定」です。
内定の承諾期間は、1週間程度であることが多いです。
そのため、
2〜3社の最終面接を同じ週に調整する
というのは、個人的におすすめです。
比較しながら判断できるため、納得感のある選択がしやすくなります。
さいごに
面接は、どうしても「評価される場」として捉えがちです。
ですが実際には、
自分のこれまでとこれからを言葉にする場だと感じています。
最初から完璧に話せる人はいません。
少しずつ経験しながら、自分なりの言葉を見つけていくことが大切だと思います。
この記事が、少しでも不安を和らげるきっかけになれば幸いです。

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