20代エンジニアの転職で資格は意味がある?|実体験ベースで感じたリアル

転職

はじめに|エンジニア転職で資格は意味があるのか?

エンジニアとして転職を考えたとき、
「資格って本当に意味があるのか?」
「実務経験の方が大事なら、取っても意味がないのでは?」
「逆に、資格がないと不利になるのか?」

と悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。

私自身も転職活動をする中で、資格がどこまで評価されるのかはかなり気になっていました。

結論から言うと、
資格だけで採用が決まることはほとんどないものの、評価を補強する材料にはなる
と感じています。

この記事では、私自身の転職活動や面接経験をもとに、
エンジニア転職における資格の意味を整理してみたいと思います。

結論|資格は決定打にはなりにくいが、補強材料にはなる

まず前提として、転職において一番重視されるのは、やはり経歴や実務経験です。

・実際にどのような案件に関わってきたのか
・どの工程を担当してきたのか
・どんな役割を担い、どのような成果を出してきたのか
このあたりの方が、資格そのものよりもはるかに重要だと思います。

ただ、その一方で、資格がまったく意味がないとも感じませんでした。

特に20代の転職では、経歴だけでなく、
今後どれだけ成長していけそうかという将来性も見られていると感じます。

その中で、資格は「自分で学習し、知識を身につけられる人かどうか」を補強する材料になり得ると思います。

面接や採用側の視点でも、資格は「学習姿勢」の裏付けになりやすい

実際の面接では、
「普段どのように勉強していますか?」
「業務外で取り組んでいることはありますか?」
といった質問をされることがよくありました。

また、私自身も採用担当側として面接に参加していた経験があり、
20代の候補者であれば、自己学習しているという話はほぼ全員がしていた印象があります。

だからこそ、正直なところ
「自己学習しています」と言うだけでは差がつきにくいとも感じていました。
その中で、実際に資格を取得していると、その言葉に一定の説得力が出ます。

もちろん、資格を持っているだけで実力が保証されるわけではありません。
ただ少なくとも、
・継続して学習できる
・業務外でも努力できる
・知識を体系的に身につけようとしている

といった印象は持ってもらいやすいと思います。

採用の決定権を持つ立場である部長と話す機会があり、
その方も仰っていたのは、資格は「本当に学習しているのか」「どの程度のレベル感なのか」を判断するうえで、説得力を補う材料になりやすいということでした。

特に若手層では、経歴だけでは見えない将来性も評価されるため、資格がプラスに働く場面は十分あると感じました。

資格は何でも同じように評価されるわけではない

一方で、資格であれば何でも同じように評価されるわけではないとも感じました。

やはり見られやすいのは、
応募先の業務内容や、自分のキャリアの方向性とつながっている資格かどうか
だと思います。

例えば、AWSやAzureを扱う案件に関わりたいのであれば、クラウド系の資格は比較的分かりやすく評価されやすいと思います。
また、普遍的なIT知識を示すという意味では、応用情報技術者は持っておきたい資格の一つだと感じています。(IT未経験の方であれば基本情報技術者試験からの取得でも問題ありませんが、情報系の学生であれば在学中に取得しているケースも多いため、差別化を図るのであれば応用情報技術者試験が適していると思います。)

私自身の例で言えば、将来的にPMを目指していたこともあり、IPAのプロジェクトマネージャ試験を取得していました。
この資格があったことで、自己学習の姿勢だけでなく、自分がどの方向を目指しているのかも面接で伝えやすくなったと感じています。
実際、面接後にエージェント経由で採用担当者からフィードバックをいただくことがありましたが、その中でも向上心や自己学習の面はほぼ必ず評価されていた印象がありました。
もちろん、資格だけで評価されたわけではなく、リーダー経験などこれまでの経歴も含めてのことだと思っていますし、逆にスキルアンマッチであれば、学習面を評価されてもお見送りされていました。
ただ、キャリアの方向性と資格が一致していたことで、「目指している方向に向けて実際に学習している人」という印象は持ってもらいやすかったのではないかと思います。

他の転職者の例でも、転職活動がなかなかうまくいかなかったものの、Javaの資格を取得した後に内定につながったという話をエージェントの方から伺ったこともあります。
もちろん、そこにはタイミングや相性など偶然の要素もあると思いますが、実際に資格が評価材料の一つになっているケースがあるのも事実だと感じています。

そのため、資格を考えるときは、単に「評価されそうだから取る」というよりも、
・自分が今後どの分野に進みたいのか
・その資格が今の経験や今後の方向性とつながっているか

という視点で考える方が、転職活動の中でも活かしやすいと思います。

資格が意味を持ちやすい人、そうでもない人

ここまで書いてきた通り、資格は決定打にはなりにくい一方で、補強材料として意味を持つことがあります。

ただ、それは誰にとっても同じではなく、
資格の効果が出やすい人と、そこまで優先度が高くない人がいる
とも感じました。

例えば、資格が意味を持ちやすいのは、以下のようなケースです。
・20代など、将来性も評価されやすい人
・実務経験がまだ浅く、経歴を補強する材料が欲しい人
・クラウドやPMなど、今後進みたい方向がある程度明確な人
・自己学習の姿勢を客観的に示したい人

特に20代では、今ある実績だけでなく、これからどのように成長していけそうかも見られていると感じます。

一方で、すでに十分な実務経験や実績がある場合は、
資格の優先度は相対的に下がることもあると思います。

例えば、
・すでに上流工程やリーダー経験が豊富にある
・応募先で求められる業務経験を十分に満たしている
・面接で経験や成果を具体的に説明できる

といった場合は、資格よりも経歴そのものの方が強く評価されやすいはずです。

つまり、資格は
誰にとっても絶対に必要なものではないが、状況によってはかなり効く
というのが、私の実感です。

さいごに

私自身、内定を頂いた企業に資格だけで評価されたとは思っていません。
実際には、これまでの経歴や役割、面接での受け答えなど、いろいろな要素を含めて判断されていたはずです。

ただその中で、資格は
経験だけでは伝わりにくい自己学習の姿勢や、目指している方向性を補う材料
にはなったと感じています。

資格は決定打にはなりにくい一方で、状況によってはしっかり意味を持つものでもあると思います。
特に20代であれば、今ある経験だけでなく、
これからどう成長していけそうかも見られやすいと感じます。
その中で、資格は「学び続けられる人かどうか」を伝える一つの要素になり得ます。

だからこそ、
「とりあえず評価されそうだから取る」ではなく、
自分が今後どの方向に進みたいのかを踏まえて考えることが大事だと感じました。

資格があるかどうかだけで転職が決まるわけではありませんが、
自分の経験やキャリアの方向性と結びついていれば、十分意味のある材料になると思います。

資格取得について迷っている方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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